高松市仏生山地区は高松市のほぼ中央に位置しており、江戸時代中期より旧高松藩主松平家の菩提寺「法然寺」の門前町として栄えてきました。町内に寺院や神社が散在し、仏生山街道の末端部分となる本町通り沿いには町屋づくりの建物が残るなど、歴史と伝統の豊かな地域です。
一方で市内有数の乗降客を誇ることでん仏生山駅など周辺地域に対する拠点性をもつことから、高松市立みんなの病院(平成30年9月開院)や中部総合センター(仮称、令和4年開設予定)、高松市仏生山交流センター(令和4年開設予定)などの整備が進んでおり、高松市南部地域の中心地として今後も利便性の向上が見込まれています。
「仏生山商店街」といってもアーケードや看板はありません。仏生山地区には駅前通りと本町通りという2つの街路を中心に、江戸時代から続く老舗や長く愛される日用品のお店、そしてこの20年くらいの間に続々とオープンしたカフェや温泉、創作料理店、雑貨店などが点在しています。
古くからのお店は新商品や業態変更に取り組み、新規のお店は既存の建物をリノベーションしたりと、新旧が混ざり合って仏生山ならではの街並みを形づくっています。多くのお店が仏生山駅前から東(駅前通り)へ、そこから仏生山街道を南(本町通り)へ、延べ約1.5㎞の区間に集積しており、まち歩きを楽しみながら色々なお店に立ち寄ることができます。そしてなにより、どのお店も「ひと」が魅力的です。
個性的なお店が集まる仏生山商店街、どうぞごゆるりとお楽しみください。